一応うちのシステムはホームシアターと言えるでしょう。
6.1ch(チャンネル)DTS-ES・ドルビーデジタル対応AVアンプが、センター1・メイン左右で2・リア左右で2・サブウーファー×1で総勢6個のスピーカーをガンガン鳴らし切る。(リアセンターは置かず)
基本はDENON(近頃は合併してデノンなんて呼ばれるけど、ぼくらはやっぱりデンオン)ブランドで統一し、それ以外は良さそうなもので脇を固める。これらを選ぶ過程が苦しくも楽しいひと時なんやなー。
一番重要なメインスピーカー選びは、その筋の老舗が集まる秋葉原に通って決めた。どこでもある「なんとかカメラ」でもたくさん置いてあったりするんやけど、大音量で流れる店のミュージックが邪魔して視聴どころではない。後述しますが、「スピーカーケーブルの視聴(!!)」なんかをやるなら、少しさびれ気味の店に行って静かにゆっくりやらんと違いがわかりまへん。家の中はあんなにうるさないしね。
で、アキバでさんざんいじくり倒し、これに決めた!と思っても「これください」っちゅう前にちょっと待った!
買うならインターネット通販がよろしいですよ。特にDENONは一般的に2〜3割引くらいしかせんけど、ネットなら4割引は当たり前。定番の「カカクコム」で安そうな店をチェックし、さらに個別にメールして交渉するのです。送料入れてもお得な場合が多かったよ。
あの手この手を使って手に入れた機器たちを見てやってください。
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テレビ SONY KV-28SF3
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AVサラウンドアンプ DENON AVC-2850-N (定価95,000円) 車で言えばエンジン、人間ならば心臓と脳にあたるのがこのアンプ。サラウンド性能重視のため、2ch(左右のスピーカーのみのいわゆるステレオ音声)ではなく、6.1chのサラウンド再生が可能なこれにしました(ちなみに「0.1ch」は低音専用のサブウーファー)。合計7個のスピーカーを接続できるけど、6.1chで再生できるソフト(DTS-ES対応)あまりないので、今のとこ5.1chです。このアンプは最大出力150W×6個のスピーカーを近所迷惑にならない程度に鳴らしまくります。サラウンドフォーマットは、DTS-ES、DTS、ドルビーデジタル、ドルビープロロジックUなどに対応。特にDTSの威力は凄く、これで「U-571」とかを見ていると、潜水艦のきしみや爆雷の音が頭の上で鳴り響き怖いくらい。その他、ロックアリーナやジャズクラブなどのサラウンドモードも多彩。振動防御のために、足の下に制震ゴムを置いてある。 これはインターネット通販で購入。 |
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メインスピーカー DENON SC-T777SA-M (定価60,000円/1本)ステレオにとって最重要なアイテムはスピーカーや!と言っても過言ではない。車で言えば、いくらフェラーリの車体・エンジンがあっても、それにチャリンコのタイヤが付いていたら、速く走れるわけが無い。最終的に音を出すのはスピーカー。だからケチってはあきまへん。一生懸命に試聴し、派手ではない大人っぽい音が僕は気に入りました。チェリー色も落ち着いててグッド。3ウェイ・4スピーカー内蔵で1本なんと24.5kgもある。おかけで設置するときに床にぶつけて凹みができましたわい。 CD録音の上限音域よりも10倍以上の200kHzまでの超高帯域を再生でき、DVDの高音質を余すことなく再現可能。空気感までも再生してくれます。高いのでスピーカーケーブルをつなぐ端子が金メッキやったりする。音を大きくすると床が振動する(スピーカにとって振動は大敵)ので、下に制振ゴムを置いています。 これもインターネット通販で購入。 しかし、店には1本200万円なんていうバケモノがこれと一緒に置いてあるんやなー。誰が買うねん。 |
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CDプレーヤー DENON DCD-1650AZ(定価99,000円)今時CDしか再生できないなんて・・・と思ったが、買ってみて納得する専用機の凄さ!ダイナミックレンジ100dB・SN比118dBなどのスペックは本物だ。今まで聞いてきた音は何やったんや?と思ってしまう。ジャズやクラシックを最も得意とするようで、「ノラ・ジョーンズ」などを聞いていると目の前に本人がいるような錯覚に陥る。佐川家の機器の中で一番高いしAVアンプより重い(12.4kg)。重いということは余計な振動をプレーヤーに与えないということ。頼もしいぜ! AVアンプとの接続はデジタル同軸ケーブルを使用。足の下には制震ゴム。 これは秋葉原のテレオンで、実際に試聴をして購入した。 |
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CD/DVDプレーヤー SONY DVP-NS715P(オープン:購入価格2万円台半ば)これを買うまでは「PS2」でDVDを見ていたが、やっぱり画質的には不満。引越ししてからしばらくして、専用機を買おうと決断し、色々探してみた。ラックのスペースの問題から薄型優先、たぶんレコーダー(録音機能)付きまでのつなぎなので値段も重視ということで選んだのがこれ。安いけどその筋(AV専門誌)の評価は高い。プログレッシブ出力対応、D映像端子付きだが、テレビはS端子しか付いてないので確認できず。でもS端子でも美しさはPS2と段違いです。 AVアンプとの接続は光デジタルコードを使用。 これはインターネット通販です。 |
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AM/FMチューナー KENWOOD KT-5020(ヤフオクで3,400円で購入)AVアンプにチューナーが付いていない!という大問題に気づいたのは買うと決めてからだった。いかん、これでは「J-WAVE」を愛する妻がちゃぶだいをひっくり返しかねない・・・(ないけど)。慌てて店を回るが、単体のチューナーなんてマイナーなものは品揃えも少ないし、ろくなものがあらへんやんけー。 と、思い立ったのがオークション。ヤフーのオークションを見てみるとあるわあるわ、古いものから新しいものまでざっくざくや!でも新しいものより、10年以上前の機種の方が作りがしっかりしていて性能も良い場合が多いのです。 これも90年代初めの機種だが、当時でも5万円台はしたという高級機種なのです。めでたく3,400円という超激安価格で落札したが、出品者がとても大切に使っていたようで傷もほとんど無い。電波状態のいい時は、CDと思うような音を鳴らしてくれます。これで夫婦の危機も回避。 |
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センタースピーカー DENON SC-C555SA-M(定価25,000円)テレビの上に鎮座ましますセンタースピーカー。普段は音が出ないが、映画や音楽DVDなど、5.1chの素材を再生するときは、主に「セリフや歌声」という結構重要な役割を担当する。だから、テレビの上や下など、なるべく近いところに置いておかないと違和感が出ます。2ウェイ・5スピーカーで周波数帯域は50Hz〜120kHzと小型に似合わず幅広い。 これはインターネット通販で購入。 |
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スーパーウーハー DENON DSW-33-M(定価25,000円)重低音専用という、一見最も贅沢なスピーカー。人の声なんて全く出まへん。しかし、映画や音楽のサラウンドでは、「5.1ch」の内「0.1」チャンネルが専用に割り当てられているくらい、やっぱり贅沢シロモノである。重低音は音の指向性(広がり)が中・高音に比べて直線的ではないので、置く場所はそんなにこだわる必要はありません。どっか部屋の片隅にでも置いて、上に人形や植木などを置けば普段でも活躍するでしょう。 これは小型の部類だが、あまり大きいと下に「ズンズンドンドン」という音と振動が伝わるのでご注意を。制震ゴムは必須アイテム。 これもインターネット通販で購入。 |
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リアスピーカー DENON SC-A33-M(定価10,000円/1本)座るポジションから左右少し後ろに1台ずつ置く、サラウンドで後ろからの音を受け持つスピーカー。スタンドもあるが、部屋の造り的に邪魔になってしまうので壁に接続部品(ブラケット)を打ち込んでそれにつなげている。自宅でないとできない荒っぽい芸当である。ちょうど頭の高さにあるので、意識していないとすぐ頭をぶつける。壁よりもスピーカーそのものが壊れないかドキドキものである。 これもインターネット通販。 |
とりあえず機器的にはこんなもの(使っていないビデオは除く)だが、目には見えないが実はとても重要な部品がある。
それは、「電源ケーブル」と「スピーカーケーブル」だ!!
だんだんマニアな雰囲気が漂ってきたが、これがあんさんめっちゃ凄いんやって!ほんま。大丈夫やから、ちゃんとついてきてな。
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電源ケーブル 根岸通信 ZAC1
コンセントとAVアンプを結ぶ最も重要な電源はこれで接続。ハイパワーな映画や音楽を忠実に再現するためには、最初から付いてる細い電源コードではオマケみたいなもんと思ったほうがいい。ちょっとの投資で凄い効果が得られるのが電源コードのいいところ。 |
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スピーカーケーブル AET 6N-14G
AVアンプと左右スピーカー・センタースピーカー3本を結ぶケーブル。すべて長さは1.5mに統一しており、タイムラグが発生しないようにしている。超高伝導の銅線を、電磁波・振動から守る厚い被覆で覆っている。 |
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スピーカーケーブル MONITOR PC PC-1.5JS
AVアンプとリアスピーカー2台をつなぐケーブル。部屋の端から端でさすがに長さがあるので、これぐらいの値段でないと大変なことになる。 |
うーん。やっぱりプラズマテレビが欲しいなあ。音だけ良すぎてもったいない。
あと30万円くらい安くなってくれんかねえ。
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